20年前に「住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)」のステップローン(ゆとりローン)を利用し、5,500万円のローンを組まれた笠原様。当初の返済額は低く抑えられていたものの、段階的に返済額が跳ね上がる制度に加え、お子様の教育費、さらにはお父様の介護費用が重なり、家計は限界を迎えていました。
「このままでは父の介護もままならない、住み慣れた家を追い出されてしまう」という恐怖の中、セカンドオピニオンとしての提案力に定評のある当センターへご相談をいただきました。
1. 「介護中の父のため、このまま住み続けたい」
20年以上住み続けた我が家には、認知症を患うお父様の生活基盤がありました。環境の変化は症状を悪化させる懸念があり、笠原様は「家を売りたいが、引っ越しはしたくない」という切実な希望をお持ちでした。
2. 「いつか必ず、息子がこの家を買い戻したい」
マンションに強い愛着を持つ息子様が「将来自分が社会人になったら、この家を買い戻す」という決意を固めていらっしゃいました。しかし、一度手放した家を親族が買い戻すことの難しさ(ローンの審査等)を理解し、長期的な戦略を必要としていました。
・「リースバック」による居住継続の実現
当センターに登録されている協力的な投資家様とのマッチングを成功させました。投資家様が物件を購入し、笠原様が「借主」として家賃を支払うことで、一歩も動かずに居住を継続。月々の支払い総額も、以前のローン返済額より大幅に軽減されました。
・将来の「買い戻し特約」を契約に付随
投資家様との交渉により、「5年以内に息子様が買い戻す」という特約を承諾いただきました。通常の不動産取引では難しい条件ですが、当センターが間に入ることで信頼関係を構築しました。
・数年越しの「買い戻し成功」までをフルサポート
息子様が就職され、住宅ローンが組める状況になった際、再び当センターがサポート。難易度の高い「親族間売買(居住中物件の取得)」における住宅ローン審査を、プロのアドバイスにより見事通過。ついに、笠原家は「我が家」を取り戻しました。
「当時は介護とローンの不安で頭がいっぱいで、仕事でもミスを連発し、家族との喧嘩も絶えませんでした。そんな私たちに、センターの方は家族会議の提案やメンタルケアまでしてくれました。
私たちの立場に立ち、家賃設定から将来の買い戻しの心構えまで、ベテラン相談員の方が根気強く指導してくださったおかげで、今の幸せがあります。息子が買い戻しに成功し、自分の名義になった時の喜びは一生忘れません。」
笠原様ご一家が、困難な状況下でも一丸となって「家を守る」ために勉強され、何度も家族会議を重ねていた姿が非常に印象的でした。
一度手放した家を買い戻すことは、金融機関の審査が非常に厳しく、一筋縄ではいきません。数年越しに息子様の住宅ローン承認が下りた時は、私も熱いものが胸にこみ上げました。「売って終わり」ではなく、お客様の人生が好転するまでお手伝いさせていただけたことに、心から感謝しております。