15年前に5,000万円で一戸建てを購入された廣田様。ご主人の単身赴任を機に夫婦仲に溝ができ、ご主人が家を出る形で別居状態が続いていました。ローン名義人はご主人でしたが、連帯保証人である廣田様が定年まで働きながら返済を継続。しかし、定年退職により今後の支払いが困難となり、弁護士を通じて当センターへご相談をいただきました。
最大の問題は、「主債務者であるご主人と連絡が全く取れない」こと、そして「離婚と売却を同時に成立させたい」という非常に難易度の高い状況でした。
1. 「離婚と任意売却を並行して成立させたい」
「このままでは競売にかかり、連帯保証人として多額の借金だけが残ってしまう」という恐怖、そして「この機会に正式に離婚して決着をつけたい」という強い覚悟をお持ちでした。しかし、所有者の同意が必要な任意売却において、音信不通の夫との交渉は廣田様一人では不可能な状態でした。
2. 「転居資金がなく、新生活の目処が立たない」
長年ローンを一人で支えてきたため貯蓄に余裕がなく、引越し費用や賃貸の初期費用を捻出できるかどうかが最大の壁でした。「次に住む場所が決まらなければ、家を手放すこともできない」という行き止まりの状況にいらっしゃいました。
・弁護士との密接な「二人三脚」体制
弁護士と当センターの相談員が役割を分担。法的な離婚手続きと並行し、難航が予想された「ご主人への売却承諾」を取り付けるための交渉を粘り強く行いました。
・女性相談員によるメンタルケアと実務の連携
離婚という繊細な問題を抱える廣田様に寄り添うため、女性相談員がメイン窓口を担当。実務的な金融機関交渉はベテラン男性相談員が裏方で支える「チーム体制」で、廣田様の精神的負担を最小限に抑えました。
・独自の「引越代前借サービス」と初期費用の削減
手元資金がゼロだったため、当センター独自の「引越代前借制度」を適用。さらに、賃貸仲介のノウハウを駆使して新居の初期費用を極限まで抑え、定年後の再出発を強力にバックアップしました。
「弁護士さんと『任意売却エージェント.com』さんの見事な連携プレーには本当に驚かされました。毎日不安で電話をしてしまいましたが、嫌な顔ひとつせず夜遅くまで相談に乗ってくださり、感謝しかありません。
一番の不安だった引越費用も、前借制度のおかげで無事に新居へ移ることができました。先日ようやく離婚も成立し、私の信用情報に傷をつけることなく、文字通り『ゼロからのリスタート』を切ることができました。裏方で支えてくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。」
廣田様のように「連帯保証人」という立場で、ご本人同士の連絡が取れないケースは非常に神経を使います。今回は弁護士の先生とタッグを組み、最終的に「残債をご主人の負担にする」形での着地、そして無事な離婚成立まで見届けることができ、私も胸が熱くなりました。
特に女性のお客様にとって、不動産やローンの問題は孤独な戦いになりがちです。私たちは単に家を売るだけでなく、その後の「人生の安心」までをトータルで守り抜くことをお約束します。