ご相談者: 30代ご夫婦
家族構成: ご夫婦、お子様
対象物件: 中野区 戸建て(諸費用込みペアローン)
借入状況: 諸費用まで含めたフルローンのペアローン(夫婦連帯債務)
中野区内に新築戸建てをご購入された30代のご夫婦からのご相談です。
将来を見据え、奥様が出産後も産休・育休を経て職場復帰することを前提に、夫婦それぞれの収入を合算したペアローン(諸費用含むフルローン)を組んで購入されました。
しかし、ご出産後にお子様に障害が見つかり、継続的な療育や通院が必要となったため、奥様の復職が困難となり退職を余儀なくされました。世帯収入が半減する中、ご主人が本業に加えて深夜や休日にWワークをして必死に返済を継続されていましたが、心身ともに限界を迎え、住宅ローンの返済が滞る状態に追い込まれました。
ペアローン+諸費用借入による深いオーバーローン
諸費用まで全額組み込んだペアローンであったため、元本残高がほとんど減っておらず、売却相場を上回る残債が残っていました。片方の収入が途絶えた時点で構造的に返済継続が不可能な状態でした。
他社査定との比較と会社選び
当初、他社不動産会社にも査定を依頼されていましたが、査定価格自体に大差はありませんでした。その中で、弊社が多くの弁護士と提携している点や、過去の任意売却の実績・事例が豊富であったことから、「法的なトラブルや今後の生活再建まで見据えて確実に任せられる」と判断いただき、弊社を専任でお選びいただきました。
適正価格での迅速な販売開始と価格交渉のコントロール
債権者(金融機関・保証会社)と協議の上、早期成約を目指して中野区の市場相場に合わせた適正価格で販売をスタートしました。反響は良好で購入希望者から「100万円の指値(値引き交渉)」が入りましたが、債権者の回収基準および残債を極力減らすため、買主側と粘り強く交渉を行い、値引き幅を最小限に圧縮して合意を取りまとめました。
債権移行後のサービサー交渉
売却代金を返済に充当した後、残った債務は保証会社から債権回収会社(サービサー)へと移行しました。弊社のサポートのもと、ご主人の単独収入とお子様の養育費を考慮した生活再建計画を提示し、月々3万円の無理のない分割返済で和解を成立させました。
任意売却により競売を完全に回避し、住居費の負担を大幅に軽減することができました。
月々3万円の分割返済を進めていたところ、ご夫婦の状況を知ったご実家から温かい資金援助があり、残債を一括で全額完済することができました。これにより、ご家族は借金のない完全な再スタートを切ることができました。
現在もお子様はリハビリや療育を頑張っていらっしゃいます。毎年のお正月のLINEでのご挨拶や、ご家族でお出かけされた際の笑顔の写真が担当者の元に送られてくるなど、今でも心温まる交流が続いています。
近年、高額な住宅を購入するために「共働き前提のペアローン」や「諸費用まで組み込んだフルローン」を利用するケースが非常に増えています。
しかし、出産、育児、病気、介護など、人生には予期せぬ出来事が起こり得ます。「どちらか一方が働けなくなった瞬間」に家計が破綻してしまうローン設計は非常にリスクが高く、無理なWワークで体を壊してしまう前に、早期の決断が必要です。
任意売却は単に家を手放す手続きではなく、ご家族が笑顔を取り戻し、前を向いて再出発するための手段です。返済に不安を感じた際は、手遅れになる前にぜひご相談ください。