ご相談者様は、都内で会社を経営されていた法人代表者の小川様(仮名)。
かつては都内のタワーマンションを所有されていましたが、事業の資金繰りが悪化した際、事業継続の運転資金を確保するためにタワーマンションを売却。その売却益を事業資金に充てると同時に、住まいとして川口市のマンションを購入されました。
その際の住宅ローンには、住宅金融支援機構のスマイルパッケージ(融資保険付きの併用ローン等)を利用されていました。
しかし、その後も業況の回復は難しく、これ以上の事業継続は困難と判断し、法人の破産を決意されました。
破産手続きを担当する弁護士から、「破産手続きに入る前に自宅マンションを任意売却し、新生活のための引越し費用を確実に確保したい」とのご相談を受け、当センター(任意売却エージェント.com)が担当することとなりました。
1.住宅金融支援機構(スマイルパッケージ)との迅速な調整
住宅金融支援機構の任意売却基準に沿って適正な価格設定を行い、配分手続きを円滑に進める必要がありました。
2.破産前の確実な引越し費用の確保
法人破産の手続きに入ると資産が凍結されるため、その前に適法な形で引越し代を確保し、転居先を決める必要がありました。
3.迅速な売却活動の完了
破産申し立てのスケジュールに合わせ、短期間で確実に買主を見つけるスピード感が求められていました。
引越し費用保証サービスの適用
手元資金に余裕がない中で安心して新生活への準備を進めていただくため、当センターが提供する引越し費用保証サービスを適用。売却代金の決済を待たずに転居の段取りを確定させ、生活再建に向けた経済的不安を取り除きました。
良好な室内状態を活かした販売活動
小川様が室内を大変綺麗に使用されていたため、内見時の印象を最大限にアピールする販売戦略を展開。川口エリアの実需層に向けてスピーディに情報発信を行いました。
住宅金融支援機構との連携によるスピード成約
物件の質の高さと的確な価格設定が功を奏し、販売開始から短期間で購入希望者を確保。住宅金融支援機構および保証会社との条件合意もスムーズに進み、破産手続きのスケジュールに影響を与えることなく無事に任意売却が完了しました。
小川様は引越し費用保証サービスを利用してスムーズに住み替えを完了し、法人破産の手続きも滞りなく完了しました。
その後、小川様は個人事業主としての再起を決断されます。
弊社(RER Agency)代表も同じ事業主だからこそ、経営の苦しみや再起へのプレッシャーを痛感しながら、膝を突き合わせて徹底的に対話を重ねました。
単なる不動産屋と顧客の枠を超え、事業主同士としてこれまでの事業のつまずきや強み、市場の課題を一つひとつ洗い出し、再スタートに向けた戦略を再構築。その一環として、弊社がホームページの制作やWeb集客の設計を一貫して支援しました。
小川様が本来持つ卓越した実力と、課題を洗い出した上でのWeb戦略が見事に噛み合い、現在は任意売却前の会社経営時を大きく上回る売上を達成。事業の完全なV字回復を果たし、力強い復活を遂げられています。
事業破綻に伴う自宅の任意売却では、住宅金融支援機構などの規定に沿った的確な手続きと、破産手続き前のスケジュール管理・新生活資金の確保が極めて重要になります。室内の状態を活かしたスピード売却に加え、引越し費用保証サービスの活用、さらに同じ事業主の視点から課題を洗い出し、売却後の事業支援まで一貫して伴走することで、生活防衛にとどまらない真の事業復活を実現した事例です。