前回の記事(【失敗例から学ぶ】任意売却の成功に必要な決断力:前編)では、任意売却を失敗に導く原因として「自宅への未練」と「事実の隠蔽」についてお話ししました。今回は、残る3つのケース(③〜⑤)について詳しく解説していきます。
改めて、決断力がなく失敗してしまう5つの原因をおさらいしましょう。
① 自宅への未練があり、どうしても手放すことができない
② 任意売却の担当者に、大切な部分を正直に伝えていなかった
③ 周りの意見に流されすぎてしまう
④ そもそも任意売却をする気はなかったが問い合わせをした
⑤ 全部お客様の都合がよいように脳内変換してしまう
自分自身で決断できず、主体性がない方に非常に多い失敗パターンです。住宅ローンの返済に窮し、任意売却をしなければならないような深刻な状況において、自分にとって都合の良い「耳障りの良い話」など基本的には存在しません。
「こうすれば家を売らずに借金が消える」といった甘い言葉に流されてしまうと、その先には物件の乗っ取り屋や悪質な詐欺師が待ち受けていることが多いです。
実際に過去、任意売却エージェント.comが担当した案件でも、お客様が周囲の無責任な意見に流されてしまった結果、最終的には仲間に物件を売られてしまい、長い歴史のある大切な宿泊施設を手放すことになっただけでなく、建物の用途まで勝手に変更されてしまったという非常に悔やまれる事例がありました。
これは上記の「周りに流されやすい人」にも共通するケースです。最初は軽い気持ちで相談してみたものの、話を聞いているうちに「つい、任意売却をしようかな」という曖昧な気持ちで手続きをスタートさせてしまう方です。
本人の確固たる決意がないため途中で手続きを投げ出したり、連絡が取れなくなったりしがちですが、不動産会社と専任媒介契約を結んで実務を動かしている以上、途中で身勝手なキャンセルをすると業者から「損害賠償請求」をされるリスクがありますので、安易な気持ちで進めるのは絶対にやめましょう。
これも大変多いケースです。業者側が「この条件は認められません」「このスケジュールを過ぎると競売になります」といくら説明しても、頭の中で「きっと大丈夫だろう」「なんとかしてくれるはず」と、すべて自分に都合よく解釈を変えてしまう方です。
こうしたコミュニケーションの行き違いや言った・言わないのトラブルを防ぐため、私たち「任意売却エージェント.com」では、面談や電話の内容を原則としてすべて「グループウェア(社内システム)」に記録を残すことを徹底しています。また、文面での正確な記録が残せないため、メールでのやり取りができないお客様からの任意売却のご相談は、原則としてお断りさせていただいております。
任意売却は、私たち不動産会社、借入先の金融機関(債権者)、そしてお客様の3者が信頼関係で結ばれ、一体となって初めて成立するものです。
債権者の立場からすれば、手間のかかる任意売却に付き合うよりも、そのまま機械的に競売へ進めて手続きを処理してしまった方がはるかに楽なのです。
以前、ある金融機関の管理担当者様が、「私たちは、債権者(お客様)に少しでも早く生活を立て直してほしいと願うからこそ、あえて時間と手間をかけて任意売却の話を進めるんです」と語ってくれたことがあります。
金融機関や私たちが差し伸べた救済のチャンスを活かせるかどうかは、お客様自身の「決断力」にかかっています。
私たち「任意売却エージェント.com(運営:RER Agency株式会社)」は、覚悟を決めてリスタートを切りたいあなたを、全力でサポートします。まずは上野の私たちへ、正直なお悩みをお聞かせください。