住宅ローンの返済に困り、任意売却という選択肢を選んで進めるためには、お客様自身の強い「決断力」が必要です。これがないと、どれだけ優秀な業者が入っても任意売却はまず成功いたしません。
実際に、私たち「任意売却エージェント.com」で発生してしまった任意売却の失敗事例を振り返ると、その90%以上がお客様自身の決断力の揺らぎや不足によるものです。
どのようなケースで決断ができずに失敗してしまうのか。私たちはその原因を以下の5つに分析しています。
① 自宅への未練があり、どうしても手放すことができない
② 任意売却の担当者に、大切な部分を正直に伝えていなかった
③ 周りの無責任な意見に流されすぎてしまう
④ そもそも任意売却をする気はなかったが、なんとなく問い合わせをした
⑤ すべてを自分に都合が良いように「脳内変換」してしまう
今回は、このうち①と②のケースについて、具体的なリスクとトラブルの実態を詳しく解説します。
長年住み続けた我が家への愛着や未練から、売却の決断を先延ばしにしてしまうケースです。
しかし、決断できずに任意売却をしないで放置するということは、遅延損害金などによって債務(借金)がさらに膨らむことを意味します。最終的には強制的に「競売」へと進み、裁判所から選ばれた落札者によって強制執行が下され、最終的には家から無理やり追い出されてしまうという、最も悲惨な結末を迎えることになります。
また、任意売却を請け負っている不動産会社(媒介業者)と契約を結んだ後に、お客様の一方的な未練によって売却を拒否された場合、媒介契約書に基づき不動産会社から「損害賠償請求」をなされる場合もありますので注意が必要です。
実務において非常に多く、トラブルに発展しやすいのがこのケースです。私たちは最初の段階でしっかりとヒアリングを行うのですが、大切な事実を隠されてしまうことがあります。
「親戚からお金を借りられる予定だった」
これが最も多い失敗パターンです。これに期待して売却の手続きを曖昧にしているうちにタイムリミットを迎えてしまいます。
また、よくある勘違いとして「引越し費用は必ずもらえる」と思われている方がいますが、最近の債権者(金融機関)は非常に厳しくなっており、商習慣としての引越し費用を一切出さないケースが増えています。当社の「引越し代保証制度」も、審査内容によっては通らない(保証できない)ケースがございます。
「最後のプライドが邪魔をした」
中小企業の事業者様に多いケースです。「まだ手元にお金があるから大丈夫」などと見栄を張って事実を低く伝えてしまい、後々になって資金がショートし、大トラブルになるケースが後を絶ちません。
のように、現状を直視して「家を手放してリスタートする」という覚悟(決断力)を持てないままでは、任意売却を成功させることはできません。
後編のブログ(【失敗例から学ぶ】任意売却の成功に必要な決断力:後編)では、残りの③、④、⑤の失敗ケースについて、さらに踏み込んでお知らせいたします。手遅れになる前に、まずは上野の「任意売却エージェント.com(運営:RER Agency株式会社)」へお気軽にご相談ください。