住宅ローンの返済が難しくなった方へ①基本編

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2021年08月05日

住宅ローンの返済が難しくなった方へ①基本編

近年、さまざまな社会情勢の変化から「住宅ローンの支払いが苦しくなった」というご相談を多くいただきます。 ローンが払えなくなると「家を強制的に追い出されるのでは…」と不安になりますよね。しかし、競売という最悪の事態を避け、ご自身の意思でリスタートを切る方法があります。それが「任意売却(にんばい)」です。

今回は、知っておくべき任意売却の基本と、競売との違いを分かりやすく解説します。

任意売却とは?通常の売却とどう違う?

通常、住宅ローンが残っている家は、ローンの残高をすべて一括返済しなければ売却できません。

しかし、すでに滞納している、あるいは支払える目処が立たない場合に、借り入れ先の金融機関(債権者)に事情を説明して同意をもらい、ローンが残った状態のまま家を売却することを「任意売却」といいます。 売却価格の決定や配分に金融機関の同意が必要になる点が、通常の不動産売却との大きな違いです。

放置は厳禁!住宅ローンを滞納し続けるとどうなる?

もしローンの滞納が4〜6ヶ月以上続くと、金融機関は「競売(けいばい)」の手続きに入り、裁判所が家を差し押さえます。

競売になると、家は市場価格の7割前後という不本意な安値で強制的に売却されてしまうのが一般的です。裁判所から「競売開始決定通知」が届いてから入札までは、早ければ4ヶ月、長くても6ヶ月程度しか猶予がありません。

競売と任意売却の「3つの大きな違い」

任意売却を選ぶと、競売に比べて圧倒的にお客様の負担が軽くなります。

 ① 売却価格が市場価格に近い
市場価格3,000万円の物件の場合、競売では約2,100万円まで下がってしまいますが、任意売却なら市場価格に近い高値で売却できます。売却額が高ければ、その分ローンの残債(残る借金)を大きく減らせます。

 ② 残ったローンの返済も無理のない範囲で交渉可能
競売では残債の一括返済を求められますが、任意売却なら売却後の残債について「毎月無理のない金額で分割返済していく」ための交渉が可能です。

 ③ 手出しの費用を抑え、引っ越し代をもらえる可能性も
 
競売では、仲介手数料や引っ越し費用を自分で用意しなければなりません。一方、任意売却では、売却代金の中から諸経費を精算でき、さらに金融機関の協力のもと、引っ越し費用の一部を配分してもらえる可能性があります。

最大のメリットは「周囲に事情を知られない」こと

競売になると、インターネットや新聞などに物件情報や写真が公開され、周囲にローン破綻を知られてしまうリスクがあります。 しかし、任意売却は見た目的には「通常の売却」と全く変わりません。ご近所に経済的な事情を知られることなく、プライバシーを守って静かに新生活の準備を進めることができます。