任意売却・解決事例:笠原様(仮名)
「ゆとりローン」の落とし穴と、重なる介護・教育費の負担
| 名前 | 笠原様(仮名) | エリア | 愛知県名古屋市 |
| 職業 | サービス業 | 種類 | マンション |
| 年齢 | 52歳 | ローン残高 | 約3,100万円 |
| 家族 | 妻・子2人 | 査定価格 | 2,300万円 |
ご相談時の状況
20年前に住宅金融公庫の「ステップローン(ゆとりローン)」を利用して5,500万円のローンを組まれた笠原様。ステップローン特有の「一定期間後に支払額が跳ね上がる」仕組みに加え、お子様の教育費増、さらにはお父様の介護が重なり、家計は限界に達していました。
お父様が認知症を患っていたこともあり、「環境を変える引越しは避けたい」という切実な願いをお持ちでした。多くの業者に問い合わせる中で、当社の「セカンドオピニオン制度」と、相談者の状況に深く寄り添う姿勢を信頼いただき、ご相談を承ることとなりました。
解決に向けた「2つの最優先課題」と実施内容
1. 介護環境を守るための「住み続けられる任意売却」
認知症のお父様にとって住み慣れた環境を離れることは大きな負担となるため、「売却してもそのまま住み続ける(リースバック)」という手法を模索しました。
【対応】 当社の投資家ネットワークの中から、笠原様の状況に理解を示し、長期的な賃貸を承諾してくださる投資家を選定。現在のローン支払額と同等、あるいはそれ以下の賃料設定で買い取ってもらうことで、引越しをすることなくそのまま自宅に住み続ける解決を実現しました。
2. 「息子による買い戻し」を視野に入れた出口戦略
笠原様以上にマンションへの思い入れが強かったのが、当時学生だった息子様でした。「将来自分が社会人になったら買い戻したい」という熱い希望がありました。
【対応】 購入者である投資家の方と交渉し、「5年以内の買い戻し優先権」を特約として認めていただきました。また、将来的な「親族間売買」に近い形での住宅ローン審査は非常に難易度が高いため、息子様が社会人になる前段階から、どのような準備が必要か、ローン審査を有利に進めるための長期的なアドバイスを提供し続けました。
担当相談員より
住んでいる家を親族が買い戻す際、金融機関は非常に厳しい審査を行います。今回は、投資家様とのマッチング、そして将来の買い戻しを見据えた緻密なライフプランニングが成功の鍵でした。月々の支払いも2万円に圧縮でき、家賃と合わせても以前のローン支払いより総額を抑えられたことは、ご家族の心の平穏に繋がったと確信しています。
笠原様からの感想
「当時は介護と支払いの不安で頭がいっぱいになり、仕事でもミスを連発し、家族との喧嘩も絶えませんでした。そんな私たちを見て、担当の方は家族会議の提案やメンタルケアまでしてくれました。
私たちの立場に立ち、金融機関との交渉の心構えから、投資家さんとの賃貸借契約の細かな調整まで、親身に指導してくださったことに感謝しています。息子に『この家を守ったぞ』と胸を張って言えることが、何よりの幸せです」
その後のストーリー:買い戻しの成功
(担当相談員より続き) 数年後、社会人として立派に成長された息子様からご連絡をいただき、ついに買い戻しの手続きを行いました。事前の準備が功を奏し、難関と言われる住宅ローンの承認が下りた瞬間は、私たちも熱いものが胸にこみ上げました。最後までお手伝いできたことを光栄に思います。
「見える!!」「寄り添う!!」「新しく!!」 任意売却は「手放す」だけではありません。「守る」ための任意売却も、私たちプロが全力でサポートします。