今回は、40年間まじめに働いてきて借金は住宅ローンのみという方の任意売却についての考察です。
事例:20年前にマンションを購入。ローンは住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)で35年ローンを組む。借金は他にはなし。職場の人間関係からこのまま働き続けることが難しい。退職すればローンも払えなくなる。任意売却を視野に入れた相談をしたい。
まじめを絵にかいたようなご主人からの任意売却の相談でした。途中で借入期間を変更しており、残債は2000万円でした。本物件の通常価格の査定金額はTASシステムで1800万円、周辺のマンション相場は1900万円前後というところでした。
弊社の対応:まず、2180万円で通常売却として売り出しをかけてみる。そのうえで限界に来たら任意売却に変更するというものでした。担当者としては今まで、借金は住宅ローンしかしてないご主人に個人情報にネガティブ情報は載せたくないという気持ちでした。担当者の思いをお客様にお話ししたところ本音では家を手放すのはよいが、ネガティブ情報は載せたくないとでした。
対応:速やかに2180万円で売り出しを開始しました。お問い合わせ等もまずまずで、同一マンションの方が息子さん夫婦のためにと2050万円で購入いただきました。弊社は実質的に任意売却ではなかったので仲介手数料をお値引きして対応しました。
考察:早い決断が結果的に任意売却でなく、通常売却で決着しました。任意売却エージェント.comは宅地建物取引業の免許を持った業者であったこともあり、お客様の立場に立った対応ができたと自負しています。ほ

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