初回相談と訪問相談2

「競売開始決定手続きまでは原則わかりません。しかし、競売手続きに移行してしまうと、役所などに通知が行ってしまうのでわかってしまいます。残債につきましては金融機関とのお話合いになります。決して残債がなくなるということはございません。たまに、他の任意売却業者が残債もなくなるという話をされますが、破産をして免責を受けない限りは残債は残ります。支払金額と期間は金融機関と相談になります」

「大体、知りたいことはわかってきました。任意売却をお願いした後の手続きを教えてください。」

「まず、専任媒介契約を結ばせていただきます。これは、宅地建物業法にのっとった不動産売り出しの契約になります。書類を金融機関に複写を提出して金融機関との交渉がスタートします。また、金融機関からの求めに応じた書類を適宜提出していきます。また、2週間に1回メールか書面にて報告書を提出させていただきます。」

「意外と大変なんですね。こちらが特にしなければならないことはありますか？」

「A様が特にしなければならないことはございませんが、個人情報の問題で開示等をしていただけない場合はご協力をいただく場合がございます。価格が金融機関と交渉が成立しましたら、正式に販売を開始します。販売開始してからは、ご物件を見学に来る方がいらっしゃいますので、お立ち合いをお願いします。私どもも原則立ち合いますのでご安心をください。また、販売を開始しましたらご都合の悪い日時を適宜教えてください。」

「見学した人が買いたいと言ったらどうなるんですか？」

「まず、A様にご報告と金融機関への報告です。金融機関から内諾後契約になります。また、A様の引っ越しのタイミングが大事になりますので事前に打ち合わせをしておきます。」

「引っ越し代はいつ受け取れるの？お恥ずかしい話、お金がないんですよ」

「引っ越し代は金融機関からすべての手続きが終わる（残代金決済時）になります。私どもでは、金融機関が決定した引っ越し代金を先にお貸付けするサービスがございます。一定の条件以上でございましたらご利用いただけます。」

「それは安心ですね。ちょっとホッとしました。流れも理解できたので任意売却をお願いしたいのですがよろしですか？」

「ありがとうございます。では、さっそく専任媒介契約書をご一読いただいてもよろしいですか？また、ご査定させていただいた資料はメールで今送らせていただくこともできますし、後日郵送もできますがいかがいたしますか？」

～専任媒介契約書を読む～
「査定書はメールで送っていただければ十分です。記録にも残りますので。今後の手続き等については適宜連絡くれるんですよね？」

「はい、お電話とメールでご連絡をさせていただきます。また、こちらの資料を置いていきますのでご確認ください。これからの流れが書いてあります。また、ご見学が訪問するときの流れや注意事項も一緒に書いてありますのでご参考にしてください。原則私どもも立ち合いますのでご安心ください。ご不明な点などございましたら、いつでもご連絡ください。これからもよろしくお願いいたします。」

「よろしくお願いいたします」