住宅ローン以外にも借金がって破産したいという電話の例
相談者:女性35歳
債務者:夫婦連帯債務
金額 :6500万円(抵当権設定額)
残年数:30年
事情:夫婦共働きで不動産を購入。当時の奥様の年収は800万円で旦那様が450万円。子供ができて産休と育休を奥様は取得された。仕事に復職をしようとしたが保育所が見つからない。30件以上申し込みをしたがすべて審査落ち。このままでは復職できずに住宅ローンが支払えなくなる。働き方改革でご主人の残業手当が減り現在では400万円まで年収が落ち込んでいる。また、すぐに復職できるという甘い見込みの為、車のローンも多額にある。このままでは貯金が底をついてどうすることもできなる。不動産を残して住み続けるリースバックは数社相談したが無理であるとの回答。購入した物件が新築ということもあり建物の評価が下がるのが本人たちが想像していたより早い(相談者には新築プレミアム価格と説明)。車を処分すると幼子を連れて動くのは厳しいから手放せない。破産しても車を手放したくない。他の任意売却業者に相談したら、速やかに不動産を売却する話しかなかった。
 
回答:破産したければ破産の選択肢もあると考えてよいかと思う。ただ、破産をして車を残すことは厳しいし、ましてやローンが残っているなら無理と説明。復職できるように無認可保育園や親御さんなどを頼ることを提案するも無免許保育園は金額が高いから無理。親を頼りたくないからと一蹴される。まずは、不動産価格の再査定を提案をし、その後の対応を一緒に考えるように話をして終了。
 
考察:実はこのような内容の相談は多いのが現状です。ただ、この相談者の場合はローン滞納する前から相談をしてくれたり、しっかりとご自身の意見や考えをお持ちでした。考え方を変えていただいたりするのは後日で構わないので、まずは状況を的確に伝えていただく事で、相談員もどのような対応がよいのかを考えることができます。

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